■ 薩摩の風に送られて
1.あらすじ
秀吉がこの世を去り、天下は当然その世継ぎである「秀頼」に継承されるものと思われた。
しかし、それを決して許すことが出来ない男達がいた。
「徳川家康」がその筆頭であり、「伊達政宗」がその動乱に紛れて虎視眈々と天下を狙う。
そのような中で、前者と異なる構想を掲げる家が九州にあった。
九州の雄、薩摩島津家である。
家康の天下奪取計画が進む中、島津家そして伊達家の戦国最強タッグが結成。
そして千六百年。
遂に島津家第十七代当主『島津義弘』が動き出す。
2.出版情報
『薩摩の風に送られて』 2001年(平成13年)11月3日発行
著者:片倉洋二
夢幻海出版より
3.プロローグ
3.1 外伝・九州三国志
九州三国志の雄「島津」「大友」「龍造寺」の壮絶な戦いを描く
本編プロローグ第1弾。
戦国の覇王「織田信長」(おだのぶなが)が将軍「足利義昭」(あしかがよしあき)を京より追放し、名実共に天下人と呼ばれた十六世紀後半であるが、東日本、西日本は、まだまだ戦乱の真っ只中であった。
関東の北条家、中国の毛利家、四国の長曾我部家。
武田信玄がこの世を去るも、越後の龍「上杉謙信」(うえすぎけんしん)も健在である。
そして、薩摩の戦国大名『島津家』が北上し、島津四兄弟の九州制覇戦(きゅうしゅうせいはせん)に突入する。
その後、大友宗麟(おおともそうりん)、龍造寺隆信(りゅうぞうじたかのぶ)との間に抗争を繰り広げ、のちに『九州三国志』(きゅうしゅうさんごくし)と謳われる。
まずは、『九州三国志1.島津四兄弟の九州制覇戦』をお楽しみください。
九州三国志~1.島津四兄弟の九州制覇戦
九州三国志~2.第一次九州征伐
九州三国志~3.第二次九州征伐
九州三国志~4.島津家の賭け
3.2 プロローグ
プロローグ~1.伏龍
プロローグ~2.密 談
プロローグ~3.駆け引き
プロローグ~4.大坂城入り
プロローグ~5.三成襲撃
プロローグ~6.大坂城の主
プロローグ~7.大納言、前田利家の死
プロローグ~8.会津上杉征伐