伊達政宗が蠢動
薩摩島津家よりも早く、大阪城の主「豊臣秀吉」(とよとみひでよし)の死に反応した男が奥州にいた。奥州の独眼龍こと伊達政宗(だてまさむね)である。
狂喜する政宗は、伊達成実(だてしげざね)、片倉影綱(かたくらかげつな)と共に一度は頓挫した想い、天下取りに再び乗り出す。
第2章 奥州の独眼龍[目次]
1.天下取りの夢
~奥州の独眼竜、伊達政宗の血が騒ぐ
2.風雲急の奥州
~伊達政宗の天下を夢見る伊達家臣団
3.口実の和賀一揆
~南部領に和賀一揆が勃発
4.南部攻め
~若き将、南部利直が対峙
5.両軍対峙
~南部信直、自ら本隊を率いて岩崎丘に着陣
6.岩崎決戦
~伊達家の至宝「騎砲隊」、初披露
7.信直敗走
~南部信直、北への退路を断たれ安俵城へ入る
8.包 囲
~初めて騎砲隊を見た歯ぎしりする南部信直
9.決 着
~伊達からの使者に「大内定綱」現れる
10.薩摩よりの使者
~動乱の中、遥か南国からの使者が到着する
11.新たなる野望
~南北の両雄が志をひとつに