和賀義忠の子、和賀忠親が躍動!葛西大崎一揆と並ぶ、和賀・稗貫一揆が動く。

“伊達勢迫る“の報せ受けたその間に信直本隊も駆け付けた。
「政宗め、姑息な真似を・・」
「誠でござりますな。さすが政宗殿、動きが速い」。
「馬鹿もの、敵を誉める奴があるか!」
「父上も昔は同じような事をしていたではありませぬか!」
信直もなかなかの策士である。
天正の動乱時代は、陸奥統治のため様々な策略を見せている。
信直はそんな自分を棚に上げ、利直を叱り付けた。
「うるさい、敵をほめる暇があったら、さっさと陣へもどり、迎撃体制を整えろ!」
「はいはい・・」
利直が陣へ戻る事暫く、成実率いる伊達勢が姿を現した。


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第2章・奥州の独眼龍 目次へ


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