金沢城に、錚々たる顔ぶれが揃った。
雰囲気は、かなり徳川家康を中心にギクシャクしている。
家康は、心の中で呟いた。
<みな、わしを目の仇にしておるわ>
流石に家康は、百戦練磨であり堂々としている。
そして、秀頼が入ってきた。
周りを固めるのは、加藤清正、福島正則である。
既にこの時は、秀頼の母である淀の方や、その側近であった大野治長はいない。
淀の方は、以前より軍議等に出席する事を禁止されていた。
大野治長も、既に清正や正則によって最高執行部より排除されている。
ここにいるのは、秀頼側近以下、徳川家康、島津義弘、伊達政宗、上杉景勝、前田利長の八人のみである。
その部屋の外には、加藤清正の兵が待機しており、金沢城主の前田利長率いる前田兵が金沢城を固める。
さらに、場外にて待機する徳川兵には、島津、伊達、上杉の兵が囲むように配置されていた。
こうして日本の英雄が集う中で、評定が行われたのである。

春は桜が咲き誇る「金沢城」

あまり小説に登場しない「金沢城」

戦国時代小説でも、あまり登場しない石川県の金沢城。
加賀百万石の太守で金沢戦国物語で登場する「前田利家」、「前田利家」親子の居城の金沢城であるが、筆者である私の地元である石川県の城であること、そして、日本の中央に位置し、百万石の城であることから本小説に登場させることにしました。

次回は、第10章・7・金沢評定1を掲載します。


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