千六百三年、新幕府が誕生した。
その名は、江戸幕府である。
徳川家康が、江戸幕府の初代将軍の座に就いた。
家康としては、徳川独裁政権の樹立を目指したわけであるが、島津義弘の策に嵌りこのような結果になってしまった。
しかし、政宗がどのように考えていたかは分からないが義弘始め多くの諸侯は、
秀吉亡き後、天下の舵取りを委ねられるのは家康をおいて他にない事も承知していた。
家康は、実質その器量を兼ね備えていたのである。
だからこそ、義弘以下、他の諸侯は束になり家康に挑んだのである。
義弘は、その後忠恒に正式に家督を譲り、多大な後始末を受け持ち余生を政務に追われる。
政宗はというと、釜石を拠点に巨大な軍船造りに没頭している。
他国にでも夢を追い求めているのであろうか?
前田利長も金沢港、七尾港を拠点に日本海貿易圏構想の実現に取り組んでいる。
何はともあれ、日本国は新しい路を歩み始めた。

第10章・13・政宗と影綱


1件のコメント

第10章・11・天下三分の計 · 2023年2月19日 12:38 AM

[…] 第10章・12・それぞれの未来 […]

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