①秋田実季の率いる大船団「秋田水軍」を待つ

関東霞ヶ浦にて、政宗に吉報が届いた。
秋田実季率いる秋田水軍が、常陸港に到着した報せである。
政宗が屋代影頼に問い掛ける。
「銚子の九鬼水軍はどれほどいるのじゃ?」
影頼は黒脛巾より報告を受けていたので、即座に応える。
「九鬼水軍には総帥の守隆がいないようであります。船数としては約百五十艘程度かと」
政宗が頷く。
「して、我が水軍は?」
今度は影頼に代わり影綱が応える。
「伊達水軍、南部水軍で約八十艘。それに秋田水軍が加われば参百艘を超えるものと思われます」
<やってみるか>

②政宗の賭け!秋田水軍と騎馬鉄砲隊

政宗が語り始めた。
「前の合戦で家康の恐ろしさが改めて分かった」
「家康に勝つには、それ相応の博打を打つしかない」
政宗が策を話し始めた。
「秋田水軍が九鬼水軍を破り、騎砲隊を利根川北側まで運ぶ」
「最悪九鬼水軍を撃破出来ずとも、伊達、南部水軍とで騎砲隊を輸送する」
独連が勝利する条件として、いかに騎砲隊を有効に使うかである。
敵陣近く陸路を騎砲隊が進むと、感付かれる可能性が非常に高い。
そこで、水軍の登場である。
政宗が諸将に確認する。
「この博打でよいな」
誰も反論しない。
むしろ、最善といった感じである。
早速、秋田水軍に使いが走った。

今回は、次回は、南部利直が気掛かりな「伊達成実」の心中はいかばかりか? 「第9章・6・成実の後悔」を掲載します。


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