①佐竹義宣、旧領の常陸国にて奮起する「佐竹義宣」

白河の戦いの後、南部利直率いる独連は常陸へ侵攻した。
政宗の悲願である関東進出の第一歩である。
この常陸進出には佐竹義宣が奮起した。
佐竹家代々の縁の地である常陸国に再び足を踏み入れ、闘志に火がつかない理由はない。
同時に家康への恨みの炎も燃え上がる。
そんな義宣の下に、佐竹家旧臣や縁ある者も馳せ参じた。
義宣は領民より慕われていた。
領民だけではない。
義宣が常陸にいた当時は、ハタハタが捕れていたが岩城に移封されると同時に姿を消した。
あまりの人望に、魚までもが義宣を慕ったという逸話が残る程であった。
領民が歓喜する。
「佐竹様がかえってきたぞ」
その声を聴き、義宣が呟やいた。
<よほど、現領主がひどいのであろうな>


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第8章・関東争奪戦 目次へ


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