政宗は、連合における獅子身中の虫「最上義光」を排除。

義光が退出した後、軍議が執り行なわれた。
この場にて、初めて諸将達に島津家との構想を打ち明かしたのであった。
諸将たちは、慌てもしない。
奥州の雄である伊達家が東西どちらにも組しない以上、他の家も容易に動く事は出来ない。
政宗から連合設立の提案を受けた時から、ほぼ答えは出ていたのであった。
もう乗りかかった船である。
そして役が決定された。

連合には、伊達家臣団の他、南部利直、秋田実季など名を連ねる。

まず、連合総大将はもちろん伊達政宗である。その他は以下のとおり。
副将          伊達成実、白石宗実、南部利直
水軍日本海側大将    秋田実季
水軍太平洋側大将    伊達家 長谷倉常長
そして今後の方針を政宗が表明した。
「東西対決が決着付くまでに、奥州全土の制覇。その後は、島津と連絡を取りながら東西勝者を北、南から挟撃し、
日本を完全に三分し、奥州独立政権を実現させる。そして・・・ である」
政宗はあえて、最後の言葉を口にしなかった。
<あわよくば、わしが天下を取ってやる>
最後に、連合の名称が発表された。
「この連合の名を、奥州独立連合とする」
一同より、“おーっ” 歓声が起こった。
ここにいる全員が気に入ったらしい。


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