土佐は我が父「長曾我部元親」が命を賭け切り取った地。
土佐浦戸を島津から返還された長曾我部盛親は、所領没収の話を聞いた。
「誠か?減封でなくて没収か?」
盛親は納得がいかない。
「殿、如何致しまするか?」
長曾我部盛親、この危機をどう切り抜けるか。
家臣が問いただした時、丁度一人の男が入ってきた。
「勝手に入るぞ」
盛親の叔父の香宗我部親泰である。
親泰は、先代元親の四国統一における最大功労者である。
「盛親殿よ。島津にすがれ」
この親泰の言葉で、長曾我部家の方針が決まった。
長曾我部家は、島津の九州連合入りを決めた。
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