①南部利直の覚悟に応える成実

政宗が、さらに指示を出していく。
「よし、そろそろ本陣も撤収するぞ」
その時、南部利直が飛び込んで来た。
「我らがしんがり致しまする」
成実が宥める。
「何を申されるか?」
しんがりは成実が行うつもりでいた。
成実は幾度かの修羅場を潜り抜けており、今回のしんがりも自分しかいないと思っていた。
利直は、真顔で懇願する。
「成実殿、男を立てて下され」
この真剣な目を見て、成実は男を感じた。
「分かり申した。決して死んではいけませぬぞ」
政宗も了承する。
しんがりは利直率いる南部勢が引き受ける事となり、本隊が撤退に移った。


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