1.上杉謙信から景勝へ、受け継がれたお家芸が披露される。

①感心する政宗に景勝は呆れ顔であるが、政宗には奇策が

こうしている間に連合軍の左翼が押され始めていた。
伊達政宗(だてまさむね)が騎砲隊(きほうたい)を前線近くに出した。
「よし、騎砲隊を上杉の車懸りの一隊が引くのと同時に追撃させよ」
片倉影綱(かたくらかげつな)が感服する。
「なるほど、良い考えでござるな」
政宗は、機動力があり、さらに鉄砲を扱える騎砲隊を活用したのであった。
騎砲隊の一隊が去り行く上杉勢を迎撃する。
これには、流石の上杉勢も慌てた。
攻撃を仕掛け、引いた後に伊達勢が背後より鉄砲を撃ち掛けてくるのである。
仕方なく、直江兼続(なおえかねつぐ)は車懸りを一時中断した。

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第五章・14・世代交代 | 奥州独立連合の若き将「南部利直」が相馬領へ


1件のコメント

第五章・12・車懸りの陣 | 上杉謙信から景勝へ、受け継がれたお家芸炸裂 · 2023年2月14日 8:20 PM

[…] 第五章・13・奇策 | 無敵の車懸りの陣に対抗する政宗の奇策とは? […]

第五章・12・車懸りの陣 | 上杉謙信から景勝へ、受け継がれたお家芸炸裂 へ返信する コメントをキャンセル

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